すずらんの咲く 三香温泉

(2012年6月14・15日 夕食のみ@6,500円)





すずらんの咲く 三香温泉


女満別空港まですーさんご夫婦にお迎えに来てもらって、三香温泉までラクラクのお出かけである。

おまけにまだ行ったことのない小清水原生花園にも車で連れて行ってもらうの。









すずらんの咲く 三香温泉

行く途中で通ったことのある道……
これは<リスの森>の前を通る道かな?!

あーーー <リスの森>!!

「<リスの森>寄って寄って~!」と叫び、前回食べられなかったアイスクリームにありつく。



すずらんの咲く 三香温泉





うーむ 目移りする~ 迷う~
地元で採れるマタタビのアイスクリームを探したけどなかった。
店にいた女性は、前回電話して「お父さん? 車回して」と言ってくれた女性だった。

マタタビは今日はなくて明日作るんだそうな。残念。






   すずらんの咲く 三香温泉    すずらんの咲く 三香温泉

ピスタチオとストロベリーのダブル。

口に入れ溶けていくに従い、それぞれの味と香りが十分に広がり、その後で濃厚なミルクの味と相俟ってスッキリと昇華していく。

おいしいんだよ~

黒いジーンズを穿いていたので、膝が強い日差しでジリジリして痛いほどだった。
お母さんと子供が、仲良く並んでおいしそうに食べていた。

人生の幸せな時間だよね~









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サンゴ草で有名な能取湖。

向こうのほうで潮干狩りをしている。
あ、もちろんタダよ。
千葉みたいにお金払って1人何キロまで、とかないの。

北海道だもん <見つけたものは私のもの>


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ヒョコヒョコとキツネが通る。この時季、夏毛で貧弱な体のキタキツネをやたら見かける。





さくらんぼ東根温泉 のゝか本郷館

数日前に中標津では氷点下だったという。

今日は寄せて返す波も静かで穏やかで、その波を見ている私に強い紫外線が降り注ぐ。





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信号のない道を、すーさんはぶっ飛ばす。

なにせ車の運転はプロであるから安心であるが、
半袖で素足にサンダル履きで窓をガーッと開けている夫と、
その隣で、かなり着込んだ上にショールを羽織って「風に当たると咳が出る」と震えている妻であるから、
この2人っていったいどんな生活をしていることやら……

そしたら
「1階と2階で別々にいるの」だそうです。








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すずらんの咲く 三香温泉


オホーツクの海は限りなく碧い。空も青い。





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長い茎のタンポポが、もはや綿毛となっていて、風が吹くとユラユラ揺れる。




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あ! 観光ギツネがやってきた。


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あ~ おねだりポーズなんかしちゃって。

すーさんにポーズとったって、なんにもくれないよ~




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人を恐れなくなって、駐車場でウロウロすればなんとかなることを覚えてしまったらしい。

もう野性には戻れないだろう。
そして人の姿を見かけたら寄ってくる。
塩味や甘みの強いスナック菓子や弁当の残りものを求めて。

早死にするよ。

こんなキツネに、誰がした……

地形を変え、植生を変え、環境を破壊し、野性動物の秩序を壊し、やがて絶滅に追いやる。
人間の犯す罪はなんと重いことか。







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釧網線。初夏から秋までは、ここの駅に列車が停まる。

かなたに延びていく単線の、2本のレールを見やる。

ああ…… これが鉄道の原点だ。と。







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おいしい湧水を汲みに、寄り道。


すずらんの咲く 三香温泉





すーさん夫婦は、
水も酒も食べ物もガバッと大量摂取するのだ。
だから水汲みも大きなペットボトルに何本も入れるので、けっこう大変なのである。






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ひとっ風呂浴びてから夕食を。

お湯の温度が下がっていなくて、あつい~
汗だく。





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今日の夕食は、バーベキューだそうである。
いつも同じものじゃ飽きるとの心遣いで。

バーベキュー小屋?からはすでに煙が立ちのぼる。




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焼くのはすべてすーさんにお任せして、
野菜をつつく。





夜、眠くなるのを期待して、持ってきた文庫を片手に寝ころぶ。

数学の歴史の本なんだけどさ~
「えーっ そうだったんですか!」 とか、「はあ~ 全然知らんかったわ!」 とか、
自分のあまりの無知ぶりにあられもなくとりみだして思わず赤面なんかしちゃったもんだから、
全然眠くならなくて困った。

リトルの定理のカルチャーショックの後私は、
<数>の世界の底知れぬブラックホールを、ピンポールから眺めたりするようになった。

今回は1階の部屋だったので目の前の内湯に2回ほど入って、やがて眠くなった。









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朝のお風呂は、昨日より温度が下がっていて気持ち良かった。

真夏は来たことがないが、
このぶんだとそうとう熱いんじゃないかな。
やっぱり温泉は冬よね~




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寝不足でとろんとした目に、朝日が眩しい。

いまも世界は動いている。







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ギリシャはユーロから抜けるんだろうか。
シリアの市民はこの瞬間も虐殺されている。
民主化のリーダーがいないエジプトは今後どうなっていくことやら。
華奢な体が一段と細くなったアウン・サン・スー・チーが自宅軟禁から解放されてやれやれであったが、
国会議員という機関に組み込まれてしまうことには危惧を覚える。

そして私はお湯に揺れている。








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この5月に、チベット自治区でまた若い僧侶たちの焼身自殺があった。
その後中国政府は、観光客の入国を規制をしたのである。
僧侶たちは民衆の苦しみを、究極の抗議として身を持って体現しているのだ。
苦しみのない来世に向けて<輪廻転生>を信じて。

中国政府はチベットの子供たちにチベット語を禁じ、中国語を強要している。

民族の誇りを穢すな。
他民族を敬え。
チベットの子供たちはチベット語を習い、話す権利がある。


私はよるべなくお湯に揺れている。





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私は毎年1月に、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所に僅かばかりの寄付をする。

かつてのチベットのお正月は、どんなふうであったのだろうか。
師走、大晦日が過ぎて、お正月は、チベットでも誰もが心待ちにするお祝いの行事があるらしい。

いつの日かチベットの子供たちが心おきなく笑顔でお正月を迎えられますよう。
そんな祈りを込めて。




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世界は動く。変わる。次の瞬間。



どこかの風呂でもそう思った。

ああ…… あれは冬の芽登温泉だった。







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すーさんの奥さん「10時に出かけましょ」

え? どこに?

「厚岸にある喫茶店に」

あ っ け  し ぃ ぃ ??!! 




地図を見ればおわかりでしょうが、昨日オホーツク沿岸をドライブしてくれたわけね。

そして屈斜路湖半の三香温泉に来て、今日は太平洋沿岸の牡蠣で有名な、私もおつまちゃんと行った
厚岸に行くっていうんですよ~ 3時間くらい運転するんじゃないのかな、疲れないだろうかしらん。

(心の中で、目、落ちそうになりました~)

朝は早よからの、こういういわゆる観光をしたことのない私はびっくり仰天。




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厚岸の前に硫黄山。




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そして「くりーむ童話」って店でアイスクリーム。




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バニラと、店のお薦め、桜餅のアイスクリーム。
これ、お米の粒が入っていて、桜の香り。
くどさがなく両方ともとってもおいしい。
北海道のアイスクリーム、やめられません!








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厚岸の前に摩周湖。


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新緑がコート・ダ・ジュールに映える。



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湖面がまっ平らな時に、周囲の風景が映り込んでとても美しい時間があるんだそうな。
今日は見られなかったが。










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厚岸の前に多和平。

360度の眺望。
牛さんがたくさん放牧されている。




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羊さんの群れに
豚さん1匹。








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厚岸到着するも、喫茶店じゃなくておつまちゃんと歩いた赤い橋を渡る。



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あっ タヌキだ! などと言っている間に

厚岸 あやめヶ原 到着。

馬が放牧されるので、入り口の木の柵や中の柵が開かないようにしてある。



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手を入れていない木々が、なんとも生命力に溢れ、思わず深呼吸する。



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切り立った岩の上がうっすらと緑に染まり、遠くからでも春の気配を感じさせ
しかし今日は穏やかな海も時として表情を変えて、人を寄せ付けない荒々しさに豹変することがあるのだろう。





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ひばりが垂直に羽ばたいて上っていき、強い海風をものともせずに空中で鳴いていた。
そしてまた垂直に舞い降り、きっとそのあたりに巣があるのだろう。
風に飛ばされてあちこちフラフラして鳴いていたら、縄張りを誇示する意味がなくなってしまうからか。

あの小さな羽に、空中での位置を保持するそんな強靭な筋力があることが驚異だ。











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いろんなところに連れて行ってもらって、
楽しかった~
そして目が疲れた~

すーさんお手製のカニ味噌が、
ちょ~おいしかった~


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夜の露天。

すーさんの奥さんがライトに綺麗な模様の布をかぶせてくれたから、
ほんのりとした明かりになり、
見上げると、星が見えた。

ぬるいほうのお湯で、しばらくユラユラした。








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さよなら、キンタくん。今日はもう帰らなくちゃならないの。











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空港に行く前に、すーさんは屈斜路湖半の林道のダート道をドライブしてくれた。

お尻ガガガッとなるけど、木々の緑が様々な表情を見せる、素敵な道だった。



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このシーズン、釣りの人が入ってくる林道で、
車があちこちに停まっていた。




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あれは~ 子ギツネ!



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やっぱり、小さいのは可愛いねぇ。



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けして観光ギツネになんかなっちゃあいけないよ。

心の中でそう話しかけて、すーさんの車に乗った。









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人間としっかり距離を置いて、

元気に大きくなって、

そして天寿をまっとうしておくれね。










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