シラルトロ湖温泉 ロッジシラルトロ

(2009年3月8日 1人泊 2食付き・カヌー2時間パック料金@15,000円)






シラルトロ湖温泉 ロッジシラルトロ

本州よ、さらば!

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こんにちは、北海道!    3月とはいえ、まだ雪の残る釧路駅。


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釧網線の1両の電車。観光客でほぼ満席となる。

定刻になっても発車せずにアナウンスもなく、電車間違えたんだろうか、と不安になる。

そして10分遅れで突然発車した。





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窓外にエゾシカが見えるたびに歓声が起こるが…

やたらたくさんいることがわかると、それも次第に収まる。


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冬の釧路川のカヌーに乗りたかったのである。
本日の宿は小さなロッジだが、なかなかいい温泉が付いているらしいのだ。


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無人駅。空は真っ青だけど風がとても強く、痛いほど。そして風はちょー冷たい。


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無人駅だが駅舎に喫茶店あり。
ロッジのご主人が車で駅前に迎えに来てくれている。


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「電車遅れたみたいですね」
「10分くらい遅れて発車しました、何のアナウンスもなく」
遅れるのはよくあるとこらしい。

そして
「風が止むといいけどねえ。カヌーは風に弱くて、今日みたいな強風だったら中止です」

えーっ!! そ…そんな…  今回の旅は、カヌーがメインイベントなのに…

「いま北海道に立て続けに低気圧が2つ来てるから。今夜3つ目が来るって天気予報で言っててね」

「はああぁ…」

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すごく寒いので、着いた途端ロッジの中にすっ飛んで入る。
窓の外の餌台で、強風にもめげず小鳥たちが餌をついばんでいる。

キツツキの類も2種類くらいいて、名前を教えてもらっても私はすぐに忘れるのだ。

その向こうに、凍ったシラルトロ湖が見えた。 傾いた日の光を浴びてとても綺麗だった。



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本日はもう1人男性の宿泊客がいて、明日一緒にカヌーに乗るんですって。
風が止めば、だけど。






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1階の、床暖房の広々したシンプルなお部屋。トイレ、洗面はなし。


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窓からシラルトロ湖が見える。

もしかすると、これは2階からの眺めがいいかもね~


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さっそく風呂風呂~~

内湯・露天が2カ所あって、男女別、時間で入れ替わる。




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こぶりの内湯。洗面器の置き方など工夫されていて、小さいけれど整理整頓、お掃除も満点。

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お湯はすぐそばの源泉から引いているとのことで、塩分のとても濃い鮮度のいいお湯である。

窓から景色が望める。

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内湯のドアを開けると、すぐに露天。

強風のため湯面にさざ波が立っていた。

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けれど強風で雲が飛ぶように流れていき、素晴らしい景色が広がっていた。



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お湯の温度もほどよく、あっという間に温まるお湯なので、時々上半身さましてまた首まで浸かる。


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あ~~ しあわせ~~

あとは風が止むのを祈るのみ!


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露天の中の岩の上に、赤いモミジがかわいく描かれていた。

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カラスの群れが啼きながら飛んで行くのを見ていると…

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なんと、強風にあおられてまっすぐに飛べないのであった…

いや~ たいへんだね!

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私は、風で飛んでくるお湯のしょっぱい飛沫を唇に感じながら、
そして白く凍った湖を眺めて温かいお湯に浸かりながら、
なんだか真夏の湘南の、夕暮れ時の海岸に横になっているような奇妙な錯覚に陥った。

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横になっている足の下の砂の感触がわかるような、
それはちょっと不思議な感じあった。


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北海道の釧路湿原のそばの小さなロッジの、小さな露天風呂に浸かっているのにね。






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お食事は部屋に運んでくれる。
お弁当スタイル。

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               あっら~


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               まあ~


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お椀の中の重くて大きいキンキ。


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どれもすごいボリューム!


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どでかいサンマのフライに…

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これ、なに? タンパク質。初めて食べるものでした。大きい!


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ホタテもでか~い! おも~い!

おいしかったけど、私には魚介責め?!の感あり。

若い人にはこのボリューム、喜ばれるでしょう。





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食後の談話室。


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ウズラを飼っていて、時々啼いている。


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魚も飼っていて、観察できる。


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あ、すごい顔してる! とか。






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夜、ゴウゴウと風の音がする、
入れ替わったお風呂に入りながら、ひたすら祈る。

「お願いですから、風、収まってくださいませ~ 
カヌーに乗れなかったら、いったい何のために来たんだかわからなくなります~~」

クリスマスみたいに点滅する灯りを眺めながら…





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翌朝は…

おお!! 無風!!!



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溶けかけた雪の白さも優しい。



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昨日の荒れ狂った空気と打って変わって、静かにお湯の音だけが聞こえる風呂場も優しかった。

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鏡のような湯面。澄んだお湯。


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朝食はサンマ付き。釧路だしね。

しかし冷凍の脂のにおいが強くて、これは朝は無理。


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でもそのほかのおかずで十分おいしくいただけました。





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談話室でのんびりコーヒー飲んでたら、カヌーに乗るもう1人のおじさんが予定時間を早めたということで、
突然の出発となる。



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防寒着とか裏毛付きパンツとか
わっせわっせと着込んで、長靴を履いて車に乗り込む。


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2人ということで、2艘のカヌーをジョイントするらしい。
私の後ろにガイドさん、もう1人のおじさんの後ろに青年が乗ってくれる。


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いちおうカヌーの漕ぎ方などの簡単な説明をうけ、最後に救命胴着を装着してもらって、
準備OK! いざ~ 船出。


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湖から釧路川に入ると、川は下流に緩やかに流れているので、ほとんど漕がなくても進むのであるが、
漕ぐ真似だけでもしてみるかってんでやてみると、けっこう力がいるのよね。

ふだん使っていない腕の筋肉を酷使するはめに…




まあ後ろで2人、進路を見ながらちゃんと進めてくれるから漕がなくてもいいんだけど、
そこはやっぱり「カヌーに乗せてもらいました」ではなく
「カヌーを漕ぎました!」って言いたいじゃ~ん。


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エゾシカ、ミンク、オオワシ、オジロワシ、
数種類のカモたち、そしてたくさんの小鳥たち…


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水の上から眺める大地。

なんだか世界が変わる。
こんな風景があるんだ…

こんな時間が流れて行くんだ…

水の上のしじまの中で、心が打ち震えた。




と、そのとき!

ピラリン ピラリン ピラララ~ン 
え?! なんじゃこの音は!!

ピララ~ン ピラララ~ン ピラリンリン……
果てしなく鳴っている携帯電話。

出どころは隣のカヌーで写真撮ってるおじさんである。




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あー!! いい加減、携帯切るか出るかしてほしい!!

釧路川のカヌーの上で一番聞きたくない音、それは携帯電話のピラリ~ンという電子音よ!!!

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延々鳴らしたあとにおじさんはやっと出て
「あ、いやまだカヌーで… あ、もうちょっとあとで…」とか言いつつやっと切ったのであった。 やれやれ。

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2時間の川下りコースは、あっという間に終わってしまった。

とてもとても楽しかった。また乗ってみたいと思った。
できればもっと川幅の狭い、釧路川の上流で。


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おじさんはカヌーの川下りがすごく気に入って、今回2回目なんだそうである。
JRの駅まで車で送ってもらって「いい時間をすごせました」と、去って行った。

「お気をつけて~」と見送ってから、あ!! しまった、言うの忘れた!!

「カヌーに乗る時は、携帯はマナーモードにしてください」って…






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これから私は、つるい村のホテルTAITOに、宿のご主人にネイチャーガイドをしてもらいながら車で送ってもらうのであるが。

まだ雪があるのであまり見られるネイチャーがないのだ。歩きまわれないし。

   





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ご主人、思案の挙句、標津町の郷土資料館に連れてきてくれました。

木造のすごくいい外観で、見とれてそのまま入ってしまって、外観の写真を撮るのを忘れた。

歴史的にはさまざまに意義深い、資料的には大変貴重な木造の建物である。

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規模は小さいが、その展示物の充実ぶりには驚いた。
しかも!無料であった。

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建物だけはやたら立派だけど、中身は薄っぺらでまったく内容のない箱ものが多い中で、
この郷土資料館の存在は輝いている。





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ここからはテッチャンサービスね~

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もう連れて行くところを思いつかないご主人が
「SL見ますか?  ちょうど通る時間だから」っていうわけ。

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「え? んじゃまあ、にわかテッチャンになりますか」ってんで、撮った写真。

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うわっ すぐそば通るから、こわっ   あ… 煙で何も見えない…

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向こうでカメラ構えているテッチャンたちから
「おお~」みたいなどよめきが起こる。


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そして、去って行った。






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ご主人が「オジロワシです。望遠鏡で見てみますか?」と
あっという間に据え付けてピントを合わせてくれた。

レンズ越しに、こちらをじっと見ている若いオジロワシと目が合った。
鋭く光る、微動だにしない大きな眼だった。風で頭の羽が逆立ち、揺れていた。



私の心臓はドキドキして、ちょっと鳥肌立った。
うーむ… こういう胸の高鳴りは…   人間の男には絶対感じないわね。







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