上の湯温泉 銀婚湯


今回の北海道旅行は、私よりほんのちょっと年上、各地の温泉に私の3~4倍は行っていらっしゃる、
ミセス温泉との2人旅。

ミセスによると3人以上の旅は団体旅行だそうです。
私たちはそれぞれ、その団体旅行のときは連れの人たちの好みそうなお宿を選択するけど、
おおむね自分が行きたいときに行きたいところへ、1人でトットと行ってしまうので、
今まで一緒に来る機会がなかったのでした。
しかし情報交換は頻繁に行っているのでお互いの好みはバッチリ分かっているの。


ミセス温泉は熱いお湯に短時間、何度も入るタイプ。
笹濁りのお湯とか、鉄分が多くて赤茶のお湯とか、とっても好きみたい。
私はぬるい(というか人によっては冷たく感じる)お湯に長時間入るのが好き。かつ単純泉もすごく好き。
2人とも日帰り入浴は好みでないのでほとんどせず、同じ宿に2泊が1回の温泉旅行、と思っているの。
だから連泊に対応できてない宿ってのは… 2人ともちょっとイカルわね。

そして彼女には「ぬるいお湯にそんな長い間入ってて、その間何してるの?!」って聞かれるのよね…
わたしゃ何も考えない時間がいいんだわ~。

私たちは三流デザイナーズ温泉は絶対に泊まらないし、
一流デザイナーに頼んでリニューアルした宿も選ばないわね。
だって往々にして以前のほうがいいんだもん。


つまり2人ともお湯の好みの違いはあれど、古くからの、あるいは新しくても、
そして安宿であれ高級旅館であれ、
どこかで温泉旅館としてのポリシーを貫いていることが伺える宿が好きなのね~ 湯船が木造りだったらなお良し!

そして2人とも温泉だけ! 観光はしないのよ。
だからありがたいことに彼女は「函館に来たんだから、函館山の夜景見た~い!」とか言わないのね。

今回北海道にお連れするのに、どこがいいかな~って…

笹濁りの熱めのお湯で、お風呂たくさんあって、お食事もそこそこで、交通の便がいいとこは…
そう、銀婚湯なんかどうかしらね?






上の湯温泉 銀婚湯

(2010年3月18・19日 2人泊 @14,850円)

上の湯温泉 銀婚湯

ANAの午前の便は、ちょっとアクロバティックな時間配分になるんです。
運がいいと函館空港からタクシーで函館駅に行き、弁当買ってから本数のない特急に飛び乗れたりする。

運が悪いと飛行機が遅れて特急を逃す。
その後の特急は夕方までなくて、次の鈍行はかなり時間があいた上に落部(おとしべ)まで2時間20分もかかる。
宿に着くのが夕方って…  なんかもったいないでしょ?


上の湯温泉 銀婚湯

で、私は、その特急逃しても函館駅発長万部行のバスが1日5本くらいあって落部駅にも止まり、かつ発車時間もあまり待たなくていいことを調べ出したの。

上の湯温泉 銀婚湯

連休前のためかANA便は満席に近く、あげく、やっぱり遅れた…

仕方ない。空港からゆっくりバスに乗り、函館駅で弁当も買い、して、宿に電話でバスで行くことを伝え、長万部行のバスに乗る。

ミセス温泉も雪を目指してきたわけだから、バスが走り出して雪が降ってくると2人で大喜び。
止むとがっかり。一喜一憂し、景色を楽しみながらバスでルンルンしてたんだけど…

「買ってきたお弁当、どうしよう…」

周りは中学生とかおばあちゃんとかけっこう乗っていて…
これ、早く食べないと夕食に差し支えるわね。

人が少なくなったのを見計らい、最後部に移動して。
弁当を広げたのです! におうかな~ まあ、乗客はほかに2人しかいなくなったし、お許しを!

食べだしたら2人ともすごくおなかすいていたことに気づいて、せっせと食べちゃったのでした。

上の湯温泉 銀婚湯

バス停に車で女将さんが迎えに来てくれていた。えーっと北海道だから社長夫人かな~

もう春が近いので、オジロワシは去ってしまったらしい。
が、最近敷地内に脂身を下げておいてあり、それを目当てに毎夜テンが出没するとのこと。




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そんなお話を聞きながら15分ほどで到着!

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前回お嬢と泊まった部屋よりちょっと高め、眺めが一番いいサイドにあるみたい。

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もうミセス温泉、すっごく嬉しそうに風呂のインフォメーション見てましたね~!

上の湯温泉 銀婚湯

落部川も日差しにキラキラしている。
けど私たち、雪降ってほしいんですよね~


  上の湯温泉 銀婚湯  上の湯温泉 銀婚湯

ここの宿の冷蔵庫の霜、前回も凄かったけど… この部屋も凄い!
函館駅で牛乳買ってきたの、これがないと、旅先で便秘に。

やっぱりその土地で得たものはその土地にお返しして帰りたいので。

快適にお湯の出る洗面、トイレはシャワートイレ。


上の湯温泉 銀婚湯





私たちのんびりお茶飲んで外の景色を~とかしないのよ。

わわわっとミセス温泉は浴衣に、私は持参の部屋着に着替えて、そっれ~ とすっ飛んで
「まず、新しくできた貸し切りに行かない?」
「行きましょ~う!」


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フロントで、新しく造ったという「どんぐりの湯」の札を貸してもらって、え?どこ?
吊橋の向こうを右? あ、そう。



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川は、もう春めいてますね、流れがサラサラ優しい音をたてている。




上の湯温泉 銀婚湯

「この道でいいのかしらね?」 「長靴の跡があるから、こっちでいいみたいだけど…」
かなり歩くけど見えてこない。少々不安。



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あったわ、これか!

上の湯温泉 銀婚湯

ここよ、ここ!



上の湯温泉 銀婚湯

むふっ…

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湯小屋で服を脱いで、下に降りるのがすっごく寒いけど、
熱いお湯をかけ湯してくわ~っと一気に入ると…

お湯がドワワワーッと溢れ溢れて。

2人で「気持ちいいー!」
「あ~久しぶり~ しあわせー!」

ちょっと熱めのお湯なので、2人ともときどき木枠に腰かけたりしながら、

う~ん、いいね~


上の湯温泉 銀婚湯





気がつくと、こ一時間つかってましたね。
十分堪能して「そろそろ出る?」って言ったら
「あら、あなた顔が真赤になってるわよ?!」

あ~ お湯が濃い塩化物泉系なんだな、と分かりました。

私は塩化物泉のお湯に入ると、最初必ず顔が真っ赤になるんですが、不思議なことに宿に着いて初めて入ったときだけに出る現象なんです。
2度目からは体が慣れるためか、赤くならない。




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あ!このちっちゃな足跡は…

上の湯温泉 銀婚湯

このこたちですね! ノラニャン。
げっそりしておらず適度にぷっくりしているので、ノラの悲壮感がなくてよいわ。





   


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お部屋食。
前回、卵と鶏肉のおいしさが印象的だった。

本日は鳥鍋じゃなくて牛肉です。


上の湯温泉 銀婚湯


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ミセス温泉は
「ねえ、このチーズすごく面白い味… 食べてみて」

わたしゃこのチーズ、見た瞬間からなかったことにして食べたくないのである…

手を出さない私に再び
「ねえ、端のほう少しでいいから、ちょっとだけでいいから食べてみて」とおっしゃる。



うーん… ほんの少しかじってみた。
「ね? 面白い味でしょ? パサパサして脂っけがなくて。チーズじゃないみたいよね」
あーん… つまり見た目通りの、なんつーか消しゴムみたいなものだった。

八雲町の何とかさんの手づくりチーズなんだそうな。
手づくり=うまい というわけではない。いや、うまいのかもしれないが、私たちはそう感じなかった。

そして2人とも、伊達巻きの断片には、引いた。かつ、ウメゼリーみたいなのも、引いた。


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牛肉は柔らかくしっかり味わいあり、おいしい。
黄色みが薄い色の卵は健康な味で、とってもおいしかった。


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天ぷらは衣多すぎのゴワゴワ感があってイマイチ。
舞茸はでかすぎ。


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ご飯はおいしい。

上の湯温泉 銀婚湯




デザートのパセリは要らん。

お昼が遅かったため、すぐおなかがいっぱいになってしまった。
献立が、大きな舞茸があちこちにちりばめられているちょっと散漫な感じだったせいもあり
大量に残してしまいました。




私は1人で行くときは湯治宿系が多かったりするけど、旅館系にも行くし、ミセスのいっらっしゃる宿はけっこうしっかりした旅館が多いので、つまり私たちは温泉旅館の食事はかなりの数をこなしており、かつほとんど2泊を1単位とする旅行なので、
どうしても会話が
「ここのとこをちょっと改善すればグッとよくなるのにねえ」とか「このお料理をこんなふうにすれば経費も安くて見た目もいいんじゃない?」とかいうものになってしまうことはいなめない。






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彼女の風呂の入り方
「私、ちょっと行ってくるわね」と出ていって、15分後には汗かきながらニコニコと部屋に帰ってくる。
だから入る回数は私の2倍。時間はやたら短いカラスの行水。熱いお湯にたびたび入るのがいいんだって。

食後は2人でいそいそ露天に。

と、ここで珍事発生!

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「えっ?! いったいそれって… なんざんしょ?」
2人で顔を見合わせてポッカーン。

してまた、珍事発生源の女性が<客>? <宿関係者>?

露天風呂の中で、2人で顔突き合わせて検証にかかる。


「脱衣かごには客用のタオルじゃないバスタオルをかけてあったわ」
「夜の8時過ぎにはもう日帰り入浴はやってないはずよね」
「私調べたけど、この宿の内湯に手桶置いていないわよ」
「それじゃ、あそこにあった手桶は彼女の私物?」
「そういうことみたい…あそこにあった桶もそうかも。手桶と桶持参?!」
「…そして従業員、もしくは従業員でない宿関係者…」
「そういうことみたいね……」

「なんでしょね、あれって?」
「わからんわ。前代未聞…」


しばし考慮ののちにミセス温泉はこう結論づけた。

「この宿のご主人も女将さんもとってもいい方たちだから、従業員にもあまりあれこれ言わないんでしょうね」

良き従業員というのは、良き雇い主の姿を見ておのずと学ぶものでしょ?マニュアルなくても。ということかな~

私は、宿の従業員の方たちとの素朴で温かなやりとりの思い出や、うら若い仲居さんの薄紅色に染まった頬の思い出とかたくさん持っているが「ありゃなんざんしょ?」とかいうのはいまのところ多くないし、それに私たちは風呂さえよければこういうことに拘泥するたちじゃないので、検証後はあっさりとお湯に流してしまったのであった。






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朝食は食事処で。

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多分1時間ほどさんさんと日に照らされ、暖房の風にさらされて、サラダのキャベツとキュウリがこれでもかっていうほどシナシナになっていたが、あ、ヤクルトもぬる燗状態だったが、それ以外はおいしくいただいた。

上の湯温泉 銀婚湯

玉子焼、とてもおいしい。

上の湯温泉 銀婚湯







お味噌汁はみみのりが入っていた。
みみのりは、標茶のオーロラファームヴィレッジのみみのりのほうがおいしかった。
比較するものがあるとね… どうしてもね…




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上の湯温泉 銀婚湯


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入れ替わったお風呂に。
酸度が高いためではなく、おそらく成分が濃いのと熱い温度のためだろう、入った瞬間、ピリリッと全身に刺激が走る。

北海道らしい、いいお湯である。

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溢れて流れていくお湯に、やっぱりいつも感動する。





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内湯からドアを開けて露天に。


上の湯温泉 銀婚湯


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内湯よりややぬるめ、気持ちいいお風呂である。
たくさん植えられたモミジが、春の緑、秋の紅葉と、これから美しいことだろう。





上の湯温泉 銀婚湯

館内はスリッパを止めていて、たびソックス。それはすっきりしていいんだけど…


上の湯温泉 銀婚湯

「いたっ!」

階段の縁の金属がそのままで、足裏に必ず当たって痛いの~
けっこう痛いのよこれ。
この足裏の痛み、この感覚、覚えてるわ… どこだったっけ…

あ、湯宿だいいちだ… あそこもスリッパなしで、階段で「痛いわね、これ」だった。

上の湯温泉 銀婚湯

この見事な一枚板の裏側にチェーンソーの跡ってのも、おおらかというか、北海道的ね。

上の湯温泉 銀婚湯

お昼ごろ、缶ビール飲んでいい気分になり熟睡してるミセス温泉は寝かせといて、
私は「トチニの湯」を目指す。


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長靴を履いてえっさえっさと10分ほど歩き、川のそばの露天に辿り着く。

私がこの宿に再び来た理由は、この風呂があるからである。

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かなり雪がとけて、丸太にはお湯が溢れている。

上の湯温泉 銀婚湯

小さいので高い温度を保っている。
遠く柔らかな春の気配が周りを包み、風も香りも川の流れも、もうじき長い冬が終わる光の明るさに満ちている。

上の湯温泉 銀婚湯

そして、再びこの小さな湯船に入れると思うと、懐かしく嬉しく、ときめきながら向かう奥の湯。

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ぬるく穏やかで優しく、お湯に抱かれるようにたゆたう。
目をつぶり、目を開け、体を伸ばし、あるいは上半身を出して風に当たり、時折の日差しを浴び
ここにいるしあわせを感謝しつつ、落ちてくるお湯の流れに、揺れる。

ずっと揺れる。

眠りと目覚めとの縁をかろうじて辿っていくような、たぐいまれな、貴重な時間であった。


上の湯温泉 銀婚湯

なんだか叫び声??

驚いて木の門のほうを見やると、ミセス温泉がこっちに向かって声をかけていた!
あ! えーっとタオル巻いてあそこに行って鍵をはずさなきゃ、と思ったら、隙間からさっさと入ってきて
「裸で来させるのはなんだから、入っちゃた」と、あっという間に丸太風呂に。

だけど彼女、こっちのぬるさに耐えられるかいな… まあぬるすぎたら先に帰るでしょね、と気にせず。
その後奥の湯に入ってきて、ぬるくても大丈夫だったみたい。

結局私は2時間くらい、彼女も1時間くらい入ってました。

上の湯温泉 銀婚湯

「よかったわ~ 私、こんなに長く入ったの、生まれて初めてよ。ぬる湯ってこんなふうに入るのね」
それはきっと、このトチニの湯だからできたことだろう。

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そう! ぬる湯開眼、めでたし!


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昨日の夜食、特大のカボチャ饅頭。これ、夜食?

2人ともあまりの大きさにおののく。中は小豆餡。
結局持ち帰り、半分に切って食べました。





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内湯の庭にテンや野鳥の餌となる脂身がぶらさがっている。

内湯もかなり熱め。
木枠の広々としたお風呂である。


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お湯の量が豊富で、溢れる音も気持ち良い。




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露天も結構熱い。

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夜は見えなかった川も見え、景色もなかなかいいことが分かった。

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お湯の成分もとても濃いことが伺える付着物。

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あ、本日は蟹鍋です!


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板さんも<蟹>というメインがあって、献立が作りやすかったようで、
昨日よりずっとまとまっていますね。

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このチーズも粒コショウ入りのため、ちょっとかじってみたところ、昨日のよりずっとメリハリのある味です。


 上の湯温泉 銀婚湯 上の湯温泉 銀婚湯

上の湯温泉 銀婚湯

「蟹鍋の残り汁は雑炊に」って仲居さんに言われたけど、卵がないんですよね。
汁の中に寂しく飯粒が泳いでるってのもね、なんなので、やりませんでした。

お味噌汁はジュンサイ入り。
本州の感覚だとジュンサイは小さいほど良しとされますが、それはそれ。
やっぱり北海道はジュンサイも大きい!

  上の湯温泉 銀婚湯  上の湯温泉 銀婚湯

パセリは要らんわ~アゲイン。夜食用のすあま。






上の湯温泉 銀婚湯



夜、またビールでコテッと横になったミセス温泉はそのままにしてお風呂に。
しかし客用でないタオルのかごが4つほど…

どうも8時過ぎは従業員お風呂タイムのようで。まあ、もう珍事はないだろうが…

30分ほどロビーで待つか。
と、客が遠慮。


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ストーブのそばで「ベスト10の宿」とかいう全然参考にならない温泉雑誌などパラパラ。

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ご主人が薪をくべに来てくださり、しばしお話しを。しばらくあれこれとおしゃべりして
「トチニの湯がとても好きで、あのお風呂を目指して再び来たんです。あの優しさ、ぬるさ、成分の濃さ…
今回も2時間ほどゆっくり入らせていただきました」と言ったら

「あの風呂は…」 ちょっと言葉を探されてから

「自慢の…風呂です」

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食堂に行くと、ご主人が駆けてこられて
「昨夜、お部屋の下の餌にテンが2匹きてましたが、ご覧になりましたか?」

えっ! 下は見なかったが、2人で窓を開け降る雪を眺めていたら突然
ギャッギャッ ギャーッ と激しく争うような動物の鳴き声、2人で何だろう?

犬でもなく猫の声でもなく、獰猛な鳴き声が響き、やがて川の向こうのほうに遠のいて行ったのであったが… あれか。

今回はテンの声だけでした。姿は次回ね。


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「日差しがないせいかサラダは昨日ほど乾いてないわよ」ってミセスに言われたけど
本日は函館でランチを食べるから、私はサラダも湯豆腐もパス。

しっかり食べてるミセスを残してコーヒーを持ってお部屋に。





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食後「桂の湯」を目指す。

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ここも手造りなんですって。
こんな豊かな自然の中で、今度はこんなものを、あんなものを造ろうっていう創造意欲をそそられるのは、とてもよくわかる。

人間の意思だけでなく、これは北海道の大地のなせる技。




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やっぱりかなり熱めのお湯。あったまり、汗もタラタラ。

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この大きな岩を、みんなでくりぬいたらしい。
いいよね~

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この桂の並木も、植えたらしい。


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いいよね~ 新芽の時季は爽やかな緑が輝くだろう。


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玄関のすぐ上は、古い造りのお部屋である。


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よく磨かれて、いい色合いの造作。
こちらのお部屋はトイレ付きではないが、手入れが行き届き心地よさそう。

上の湯温泉 銀婚湯

料金もお安く、今度はこちらに泊まってみたい。





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「あっという間ね! もう帰るのか…」
「ほんとにね! いまが到着ならいいのにね…」

ミセス、たびソックス履いたら外反母趾の痛みがなくなったそうで、帰りはこれを履いてきていて
「なんかこれ、いいみたいよ、指が動くので痛くならない。帰ったら5本指ソックス買ってみよう」
あら、良かったじゃない? 瓢箪から駒!

ご主人に落部駅に送っていただき、1両の電車で函館に。


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森駅の改札の外、キオスクに行って<いかめし>ゲット!

デパートの駅弁コーナーでも買えるけど
「<森駅>で買ったのよ!ってのがいいのよね~」とミセス温泉。
老犬のお守している息子へのお土産かな?

上の湯温泉 銀婚湯




温泉好き2人の、あっという間に過ぎてしまった、なんとも楽しい旅でした。
また一緒に行きましょうね~










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