おいしい帯広
(2012年3月3日 2人泊 @3,500円)
雪、降っていないかな~ 帯広。 期待しちゃう!
レインボーブリッジはいい天気。
ちょっ!
帯広空港、ピーカン! かつ全然寒くないの。
顔には日焼け止め塗ってきたけど。
こりゃ塗り足りなかったかもね。
おいしい帯広満喫大作戦、まちこのリクエスト。
「まず<レストラン オランジュ>にまた行きたい!
それからこの間食べられなかった<六花亭>の牡蠣のピッツァ。
それから帯広空港のソフトクリーム。
えーっとそれから鳥の唐揚げも食べてみたいの」
私は新得の共働学舎のラクレットを出してくれる屋台に行ってみたいよっ!
これ、午後いっぱいでどうやって食べるんだよ~(涙)
どう考えても入らないでしょ~
悩みに悩んで予定表を作った。
まずは軽快なフットワークを確保すべく、
ホテルは帯広駅前のホテル。2人で7,000円。やっす~い
一応モール泉の、多分循環のお風呂あり、これはまあ付け足しだけど得した気分。
タクシーの運転手さんが言ってたわ
「帯広、掘ればどこでもモール泉ですよ。景気悪いけどね」
まあ景気が悪いのは、モール泉のせいではないのよ。
帯広空港に着いた時点でまちこに
「ここのソフトクリームは諦めるよーに! あれ食べたら以後食べられなくなる!」
まちこ、その後の途方もない計画を前に、素直に諦めたのね。
今回はまだ行ったことのない<六花亭 西三条店>に行ってみましょ。
歩いて30分くらいかな、スマホのGPS画面見ながら。
道路の雪も溶けて、歩きやすいし。
ところどころツルツルの部分があるので気を抜かずに。
せっせと歩くと汗ばんでくる。
風がないので、気温が低くても気持ち良い。
ありましたよ~
あそこです。
信号を目指す前にまちこツルッと滑る。
あっ!
あっ!
(あら、秋田産でも滑るんだ!)
「気をつけようね、横断歩道の白線も滑るよ」と言った私がその直後
ツルッ
あっ!
あっ!
なんとか無事到着!
ワンちゃん、こんにちは~
お久しぶり~!
土曜なので込んでいる。
2階のティールームへ。
3組ほど並んでいた。
入り口で名前を書いてしばし待つ。
段取り、すごく悪いのよ。
東京だったら叱責もんだよ~
しかしここは帯広、おおらかに待つ。
客が何組も帰っていくのに、全然呼んでくれないのね。
中のおねーさんたちはけっこうアタフタ動き回ってるんだけどね~
あたしたち暇だからいいけどさ。
やっと座れた。
テーブル配置もコセコセしてなくてよろしくってよ。
でも私の視界にある客が去ったあとのテーブルは、
片付けがされずにずーっとそのままで、
おねーさんたちが行ったり来たりしてもずーっとそのままで、
(早く片づけんかいね! 私がやってあげましょか?)
とイラッとしてしまったんですの。
まちこも気付いて
「あーーー! まだあのまま?!」
雛の月3月、もはや牡蠣のピッツァはなくなっていて、
「じゃ、おこわを食べる!」と言ったまちこ、じっと考えてから
「やっぱりやめる。このあと食べるんだもんね」
控えめに
「チョコレートパフェのミニサイズ!」
悩んだ末に、わたくしイチゴのミニパフェ。そして東京でずっと耐え忍んで食べずにいたケーキを…
レアチーズケーキも頼んじゃった~
酸味のきいた芯のない柔らかなイチゴもgoodの、
ソフトクリームとイチゴのシャーベットのマッチングも素敵で、
お~い~し~い~
レアチーズケーキ、ふつーにおいしい。そして190円って安い!
とびっきりのケーキじゃないけど、<おやつ屋さん>を自称する六花亭ならではの、
良心的なケーキでした。満足。
とびっきりは函館で食べるもんね~
夕方はけっこう風が冷たく、そしてやっぱり冷えてくるのね。
いったんホテルに戻った私たちはしっかり着込んで、この近くにある屋台村のビストロに。
6時に予約したんです。昨日の夜。
夜の12時までやっているとのことで、昨夜時計を見たら12時15分過ぎていた。
屋台、狭いだろうしな~ 予約したほうが無難だよね~ 12時回ったけどビストロだしね。
で、えいっと電話してみたら、まだ盛り上がった雰囲気のざわめきが聞こえてきて、
共働学舎のラクレットがあるのを確認、そして予約しておいた。
5~6人座ればいっぱいになってしまう小さな店が並ぶ。
えーっと…
あったあった、ここです。
<プチ・プレジィル>
入ったら予約席ってプレートあり、一番端の小さなスツールに2人で腰掛け、
まず赤ワインリストを。
まちこ、赤ワイン好き。
私、本日南半球の気分だったんですけどね~
ブルゴーニュとボルドーしかなくて、ボルドーの赤、5,000円のを開けました。
付きだしのお味がいまいちパッとしないのでやや不安になるが。
でもってさっそく 「ラクレットお願いします!!!」
とろり~ん とろりんり~ん
電子レンジやオーブントースターではこうならないのよ、脂肪が分離しちゃうの。
これだよこれ、いいよね~
このパンは十勝産の小麦のパンですって。
最近はパンに合う小麦を研究栽培してるらしい。甘味があって、そんなにモチモチ系でなく、
確かに研究成果は上がってますね。
でも、できればちょっとパリッと焼いたフランスパンとかでいただきたい感じかな。
第2弾 「ラクレット、イモで!」
ふかしたキタアカリにラクレットとろとろり~ん
やっぱイモの勝ちよー! 格段にうまいでっせー!
まちこと顔を見合わせ
「ちょ~おいしいね~ しあわせだね~」でした。
店は次々にお客さんが、多分お馴染さんが入ってきて、あっという間に満席。
今年最後の牡蠣ってのがありましてね、赤ワイン開けてるのでちょっとためらったんですけどね、まちこも牡蠣のピッツァ食べられなかったし、誘惑に勝てずに頼んじゃった。
これがですね、小粒だけど絶品でしたね~~~。
もちろん海の香りがするけど磯臭くなく、スッキリしたレモンと相俟って、そして充実したクリーミィな舌触りとそのあとの冷たい喉越しのなかにうま味が広がってね~ う~ん
あー 白ワイン飲みたい… これ、赤とは合わないのでワインはお休み。
これは、マッシュルーム 生ハム詰め。
残ったオリーブオイルはパンに浸して食べる。
サラダ頼んだの。
ビニールハウスで育ってる十勝の野菜のサラダ。
規格外の細いホワイトアスパラは、農地の隣のリンゴ果樹園のリンゴ酢に浸けてピクルスとなった。
パリッパリ そしてほんのりリンゴの香り。そしてほんのり甘酸っぱい。すごくうまい。
私は思わず叫んだ
「白ワインくださいいいっ! (なに我慢してるんだ?)」
まちこも
「飲みたい~!」 半分ずつ飲んだ。
キーンと冷えた白ワイン、シャキシャキ、パリパリ、ショリショリの野菜たち。
2人で顔を見合わせて、無言でほほえんじゃった。
「サラダ、お代わり! アスパラ多めに!」ってね~
「白ワインお代わり!」
もちろん赤も全部あけました。
2人で1万50円。 1人5,000円でした。
うまかったよ~ 屋台だし帯広では安くないだろうけど、東京の感覚では安いよ~
その後……
苦肉の策<とりせい>から揚げ、お持ち帰り。
揚げたてをテイクアウト、ホテルの部屋でおばさんたちはオヤジに変貌したのです。
おいしっ。 まちこも満足。 しかし限界、おなかいっぱいで~す。
いいでしょ~
パジャマに備え付けの上着をはおって、モール泉。
あんまりツルツル感はないけれど、しっかり紅茶色。
帯広ならではですねっ。
朝はまちこも我慢して何も食べず、ホテルに荷物を預けて11時にチェックアウト。
六花亭の本店で明日のおやつの買い出しをして、2人とも我慢できずにクリームコロネ1個を半分に分けて
無料サービスのコーヒーでいただく。
ふふふっ
「少し食べておなかを広げておいたほうがいいんだよ」とは、まちこの弁。
朝一番にこういうものを食べてもなんともないのは、幸せ~
私が東京でこんなことをしたら、絶対気持ち悪くなってしまうのです。
予約した11時半になったので、<オランジュ>に。
ランチもコースでやっていることが分かったので、今回1,800円のを予約しました。
だれもいません。まだ私たちだけです。
夜のコースと同じニンジンのジュレ。
量も変わらず。
ニンジンの細かく柔らかな粒が、甘く口の中に広がっていく。
まちこ
「やっぱりすごくおいしいよね~」
ホント!
ホタテと野菜のピクルス添えの前菜も、夜のコースと変わらず。
本日はカボチャのポタージュだった。
熱く、おなかにしみこんでいく。
魚と肉と選べて、まちこは鯛のお料理、
私は、本日から自炊だから、ちょっとしっかり食べていくか。というわけで豚をお願いしたら、かなりボリュームのある三枚肉で、
これはちょっと予想外でした。
途中でやや持てあます。
温めたフランスパンもお代わりして、塩キャラメルのアイスクリームとクリームブリュレも残さずいただき…
紅茶を飲み…
うーむ この前のディナーの牛肉が豚肉になっただけで
5,000円のコースが1,800円で食べられるわけよ。
食べ終わってから外に出てまちこと
<オランジュ>は我々のお昼御用達店に認定しました!
その後おなかがいっぱいでぼーっとした2人は、
自炊用の買い物もテキパキとはいかず、
藤丸デパートの肉と魚と野菜売り場をグルグル回るだけだった。
「あのさ」
私はまちこに言った。
「自炊用の買い物は、次からは食べる前にしようね」
「そうだね。今回何買ったかよく分からないよね。でもなんとかなるんじゃない?」
私たちは食べることに関しては、多分楽天的なのだ。
もうおいしいものは十分食べたしね。
これから、いい時間が流れる、稀有なお湯に入りにいくんだもの。
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