渋 御殿湯

(2010年9月11日・12日 1人泊 夕食のみ@7,500円)






渋 御殿湯

暑い暑い暑いぃーーー  汗かきかき、新宿駅。
乗った特急あずさ。


渋 御殿湯

車内、クーラーが効いていてサーッと汗が引いていく。
しかし、やがてとんでもなく寒くなってくる。


渋 御殿湯

猛暑日の山梨を通るんだから
JR東日本の大サービス?

バッグからジャケットを引っ張り出してはおる。
窓の外は色づいた田んぼが広がる。


渋 御殿湯

降り立った茅野駅は熱風が…
とは言わぬまでも十分に暑い風が吹きわたり…

渋御殿湯行きのカンカン照りのバスの座席、
日影を求めて車内をあちこち移動する。


渋 御殿湯

明治温泉を通り…


渋 御殿湯

辰野館を通過して…


渋 御殿湯

山に入り、いくぶん涼しく感じられるバスの車内は私一人。
バスは急こう配の細い道を慎重に通り抜け、到着。そんなに涼しくない。


渋 御殿湯

茅野からバスは1日2本。土日は3本。
帰りは11時過ぎのバスしかないので、予約の時にチェックアウトはそのバスの時間でいいか聞いてみたら

「あ~ いいですよ。ゆっくりしてってください」





渋 御殿湯

予約の電話を切った後に、夕食は5時からということは…

もう一度電話して「朝食は何時からですか?」
「7時からです」

「 (それって夜中だー!) では、朝食は抜きで、夕食のみでお願いします」



渋 御殿湯

フロントで記帳したのち、右手の本館1階の部屋に案内される。


渋 御殿湯

洗面・トイレなしの6畳一間。なぜか座布団4枚。


渋 御殿湯

ちゃんと映るテレビあり。


渋 御殿湯

窓の外。
さっき乗ってきたバスが目の前から去っていった。


渋 御殿湯

廊下の途中にあるトイレが…

もちろんよくお掃除されていて虫もおらず、
消毒薬のにおいに満ちているけど。

だからって快適ってわけじゃないのね。

幼い時には感じなかった体の負担がね~
そして、フタ! どこに置けばいいのか迷う。
かつドアが内開きで使い勝手悪し。









渋 御殿湯

それはともかく、廊下などはよく磨きがかかっていてクリーンな山の宿。


渋 御殿湯

風呂風呂~~~ 私の部屋からはすぐ。

渋御殿湯と長寿の湯の、2本のぬるいお湯が有名なの。


渋 御殿湯

洗面台、そして向こうが、手前女湯、奥男湯の入り口。






渋 御殿湯

へえ~

入ってすぐに木の蓋のある源泉の沸かし湯。
真ん中の1人でいっぱいの小さな湯船が長寿の湯で35℃くらいらしい。

渋 御殿湯

ほんとに小さい。  あれ? どこからお湯が入ってくるんでしょ?

と、まずここから入ってみました。

縁の下、目の前に穴が穿たれていて、そこからお湯が流れていくがお湯の投入口が見当たらない。


渋 御殿湯

湯船の壁をまさぐって、小さな穴発見。どうやらそこからお湯が入ってくるようだ。
男湯は足元湧出だという。

宿のHPには「女湯にはブクブクはありません」と書かれている。
では、なにがなんでも男湯に入らねばね~!

やけに小さな風呂にじっと入っていると、閉塞感あり。
なんかどよ~んとしてくる。


渋 御殿湯

沸かし湯は自分で木の蓋を開けて入る。
入り終わったらまた元通り、ということね。

硫黄泉なので、適温の沸かし湯に入っていても全然温まらず。

次いってみましょ~


渋 御殿湯

次、白濁の長寿の湯。

女湯に人が入ってくるもみなひっそりと、そしてわりと早めに上がってしまうので
それぞれの湯船にいつも1人入っているという感じ。
本日土曜の割には静かな風呂場だ。シーンとしている。

女湯は沸かし湯がちょっと溢れる音がする程度なのに、
男湯からは豪快に  ザバーッ ザバーッ ブクブク  ザバーッ 
そして「ひえーーー」とか「ああ~」とか、けっこう満足そうな声が聞こえるのだ。

なーんか、つまんない。

長寿の湯は27℃くらいだという。
しかし私の体感では、25℃を切っているように感じた。

ここはお湯が細く落とされ、入ると縁の落とし口から少々流れていく。


渋 御殿湯

低い、というより冷たく淀んだ感じのお湯で、湯船の隅には白い湯の花が沈殿している。

入っているうちに心地よさとは程遠い、なんだかしだいに体が不活性化していくような鈍重感。
指の先なんかは蒼白になる。

渋 御殿湯

このお湯から早く出たほうが、とは思うものの体がなぜか動かず…
それは温度が低い、ということとは全然別の要因のように思えた。

渋 御殿湯

じわじわとエネルギーが奪われていくような気がした…

渋 御殿湯

なんなのでしょう、このどんより感は。

長寿の湯、というよりね、うーん…  寿命縮まりそうよ…

温泉でこういう経験をしたのは初めてである。 おかしい…







渋 御殿湯

上がってまだ明るいから、
外を散歩でもするかね~


渋 御殿湯

ぬる湯好きとしては、この湯上がりの散歩がいいんですよ。
いつもならね。

しかし、ちょっとヘンなのね。


渋 御殿湯

なんかこう、体が冷え切っちゃって持ち直さないのよ。


渋 御殿湯

おかしいなあ。
そうこうしているうちに、5時になり、食堂へと。


渋 御殿湯

土曜なので幼い子供連れの家族などもいて、けっこう賑やかです。


渋 御殿湯

ぬる湯って、必ずといっていいほど子連れがいますね。
しかしあのボットントイレ、子供はどうするんだろう?

まあいい体験かもね。


渋 御殿湯

豚肉の鍋にはだし汁を入れに来てくれて、火をつけてくれます。
雰囲気的にはモヤシ鍋 with 豚肉 って感じかな? ふつーに食べられます。
これがあるのでお味噌汁はなし、でした。


渋 御殿湯

鯉こく。中の下。


渋 御殿湯

ヤマメ、ほんのりあったか。中の下。

渋 御殿湯

野菜の天ぷら。中の中。

ノーマルな味でいずれにしてもこんなもんでしょう、ということで、おなかいっぱいに。








渋 御殿湯

風呂は夜10時まで。
やっぱり女湯は2~3人入っていてもひっそり。

男湯からは ザッバーン 「あ~あ」

うーん…

渋 御殿湯

奇妙なことに、私の体が源泉に入るのを拒否した。

手を入れてみると特に白濁の御殿湯のほうはかなり冷たくなっていて、
まだそんなに冷え込んでいないのに、この冷たさぶりは、いったいなんなのだろう?

そのあとなにか本能的に体が拒否して、沸かし湯に入って部屋に戻った。

夕食の間に敷かれた布団に入り、寝返り打つたびにどんよりと過ごした。
マットレスと布団だったが、長年使いこんでいるので真ん中がへこんでいてすごく寝づらかった。







渋 御殿湯

朝食は食べないと気が楽!

お湯を貰ってコーヒーを淹れ、ゆっくり飲んでから新館のお風呂見学に。

この宿のいいところは、日帰りは新館風呂のみで旧館の源泉風呂は宿泊者だけ!
登山客が利用することが多いらしく、ここはシャンプーと石鹸、シャワーが使えるとのこと。

廊下を延々歩いて下に降りる。


渋 御殿湯

あ~ これだ~

洗い場広し。


渋 御殿湯

小さな枡に源泉が。


渋 御殿湯

このでかいほうの風呂は沸かしたさら湯だそうです。

つまんないので帰る。


渋 御殿湯

散歩。宿の前を上がっていくと登山道につながる。

渋 御殿湯

橋を渡ると、山に向かっての道がある。天狗山、だそうです。

ひと山越えると、その向こうには唐沢鉱泉なんかがある。

渋 御殿湯


渋 御殿湯


渋 御殿湯

背中痛く、すっごく寝苦しかったので押入れから出してマットレス2枚、布団2枚にしてみたんだけど、
何枚敷いても真ん中がへたれてU字形にへこむ。正直あまり変化なし。掛け布団は悩殺的に重い。

うちのベッドがちょっと恋しかった。



渋 御殿湯

早く去らないかな~~~

連泊は私だけ。宿泊客が去れば! 男湯に入っていいって言ってくれたの~~~







渋 御殿湯

男湯にいそいそ。

渋 御殿湯

脱衣所も女湯より広め。



渋 御殿湯

え?

ええーーー!!

なによこれーーーーー!!


渋 御殿湯

ぜ…  ぜーんぜん違うじゃん!!!

渋 御殿湯

風呂場全体に漂う空気が違う!

どんより感がない!

ピチピチしたお湯のパワーさえ感じる!

御殿湯は女湯の湯船の3分の2くらいなのに、投入されるお湯は3倍くらい!


渋 御殿湯

もちろんかなり冷たいけど、フレッシュで清々しいし、なにより入っていて気持ちが晴々してくる!

私は喜びのあまり首までつかりながらあちこち見まわし…

不思議なことに気づいた。

勢いよく投入される湯口の割とそばに、排水口がある。

渋 御殿湯

縁から溢れさせるのでなければ、かけ流しの風呂はだいたい湯口の反対側、湯口から遠いところに排水口をつける。

なんでここのは湯口のそばにあるんだろう?

そしてこの排水は… いったいどこに…

そして私は女湯のあのどよ~んとして停滞した白濁の湯船を思い出し…

渋 御殿湯

このお湯はもしかしたら、外の管を通って女湯の湯船にチョロチョロとそそがれているのではないかと…

昨夜の異常な冷たさもそれで納得できるような、気がしたが、

それは単なる個人的なかつ気分的な感想に、もちろん、すぎない。が。





渋 御殿湯

ザブザブと溢れる気持ちよい湯船の中で、
ちょっと窓開けて、どこをどう通っているのか、外のパイプラインを眺めようかな~

とも思ったが、まあ、いまはいいお湯に入ってんだからね。とやらなかったけど。

渋 御殿湯

うーむ。

渋 御殿湯

して、足元湧出!の長寿の湯。

いや~ いいわよ~ 温度も適温! ボコボコという音も勇ましく~

渋 御殿湯

自然の恵みよ。透明で新鮮なお湯が輝いてる。

渋 御殿湯

あ! この穴が、女湯に通じている穴なのね。

つまり、この構造は…  女湯には余りもののお湯がいくわけですねぇ。

渋 御殿湯

あのひっそり狭くて停滞感のある小さな湯船にいくわけですよ。





渋 御殿湯

はあ~ん、なんか発想としては、全部かけ流しちゃうのもったいないから、
余ったのを女湯に回せばいい? ってこと??

渋 御殿湯

それってそうとう 男尊女卑的 & 時代錯誤的 じゃない?

渋 御殿湯

もしくは誤った<もったいない思想>

あの食べ残した鮎とか刺身とか使い回して
記者会見の隣の息子に囁いた挙句、潰れちゃった老舗料亭の女将の発想… みたいな。

渋 御殿湯

泡はすごい勢いで体を滑って駆け上り、私の気分も沸きたつ。

まあ、いっか~ ここに入ってるんだから~

渋 御殿湯

だけど…

渋 御殿湯

これからここに来たいと思ってる女性は…

ご自分で段取り考えて、ぜひ男湯にお入りになるよう、お薦めいたします!!







渋 御殿湯

本日はね~

渋 御殿湯

私ともう1組の中年カップルだけなのよ~

渋 御殿湯

ってことは、段取り考えてけっこう私は男湯に入れるわけよ~

本日、モヤシの陶板焼き。

もとい! 豚肉 with たくさんのモヤシ の陶板焼き。

渋 御殿湯

茶碗蒸し、熱々で出してくれた。

渋 御殿湯

新鮮に見える馬刺し。(食べないので味は不明。色からすると良さそう)

渋 御殿湯

これ? イカフライよ。 いいの、イカ好きだから。

本日は川魚のアラが入ったお味噌汁付き。でした。








渋 御殿湯

朝、雨が降って気温がグッと下がった。

ああ、山ではこんなふうに秋の気配が忍び寄るんだな、と思った。

渋 御殿湯

帰る直前に、新館の食堂前にあるトイレに入ったら~!
こっちは簡易水洗の洋式だった!

初めに言ってくれればいいのにな~
負担が足腰と精神に、けっこうあったのよ。





渋 御殿湯

中年カップルが2人で男湯に入って、そして出ていくのを確認ののち、
ゆっくりとブクブクを味わいました。

いいお湯だったが、今後とも情報収集、そして常に観察を怠らないようにせねば、と改めて思った。







渋 御殿湯

茅野駅に近づくにつれて空はピーカンとなり、
ああ~ 早く雪降ってくださいませ! と私は祈る。

今年の新物干しアンズ、売り場にあるだけゲット。
お嬢に所望されたコンポートも、きっと美味しくできるに違いない。  

暑い~~~

渋 御殿湯

新宿も暑い~~~

ちょっと秋の気配に染まってひんやりしていた体も、あっという間に汗だく!














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