糠平温泉 湯元館

(2009年1月13日 日帰り入浴 @500円)



糠平温泉 湯元館

お天気もどんどん良くなって(雪を目指して来ているのに、ちょっと拍子抜け… まっ それもいいか)
せっかくだから散歩、
そしていちばん初めに発見された糠平温泉の湯元に、日帰り入浴に行ってみよう。


中村屋の斜め前にある、土産物、雑貨、タバコ、兼薬屋さんにぶらっと入って
ガラスケースに20年くらい収まっているらしい<十勝石ネックレス>などをのぞきこむ。

安ものだけど綺麗な黒く輝く石で、母は黒い石が好きでよく似合うし、母の土産に買うことにした。

レジでおじさんとおしゃべり。1人で旅行していると、地元の人は気軽に話しかけてくる。
「どちらにお泊まりで?」
「前の中村屋さんに」
「明日帰るんですか?」
「2泊して明日帰ります。今日は天気がいいから少し散歩しようと」
「この辺、見るものないよね、せっかく来たのにね」
「雪景色を見に来たんだから、この景色で十分」

おじさんは、だんだん年取ると、雪の時季の病院の心配やら買い物の不便さやらで、たいへんだという。
そういう苦労を知らない私も、想像するに余りあるご苦労だと思う。

そしておじさんが
「冬は雪しかなくて不便なところですけどね、春になって周りが緑になってくると、
ああ、こんなにいいところはないなってね、思うんですよ」

それを聞いて私は、この土地を「こんなにいいところはない」と言える人としゃべれたことが、無性に嬉しくなってしまうのだった。




糠平温泉 湯元館

十勝石のネックレスとチョコレート1箱買って店を出て、
真っ白な雪の中、強い日差しに照りかえされながら周辺を散歩。

サクサクした雪道を歩くのが楽しい。


糠平温泉 湯元館

もう使われていないのだろうか… 「糠平へき地保育所」

へき地…

幼い子供たちの、元気な笑い声が聞こえてくるような気がした。






糠平温泉 湯元館






糠平温泉 湯元館




しばらく歩くと、汗ばんでくる。
それなりに施設がいろいろあるようだけど、特別行ってみたいわけじゃないので引き返す。


糠平温泉 湯元館








除雪してある道。
ほとんど人が歩かないようなところでも、
きちんと除雪されていた。

お金がかかるよね…  税金が…

道の両脇にはサラサラした雪。






糠平温泉 湯元館

タオルを首から下げて、さてさて。

糠平温泉 湯元館


糠平温泉 湯元館

フロントは誰もおらず、置いてある呼び鈴を鳴らすと、しばらく経ってからおじさんが。

「お風呂いただけますか?」と聞くとちょっとあっけにとられて、
「あ? ああ、風呂ね、大丈夫だよ」

500円払って中に入る。





糠平温泉 湯元館





女湯内湯は予想通り小さかった。
男湯になっているほうの内湯は、なかなか良さそうなので入れなくて残念。

しかし日帰りで「男湯に入りたいぃ」とか駄々をこねるわけにもいかず、我慢。

なんでいいほうの風呂を男湯にするんだよぉ。


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女湯の露天は新しく造ったらしい。
なかなかいいんだけど…


糠平温泉 湯元館







ここは混浴の露天がいいのよ…

女湯からは、いったん外に出て通路を通る。

だれかいるかな?






糠平温泉 湯元館

おお~ だれもおらん! いいじゃん!

しかし北海道定番、真ん中の岩、じゃまだっつーの!!



糠平温泉 湯元館

お湯は熱く、これは調子に乗って入ってると、上がってからがキビシイ泉質。

成分濃い目の食塩泉系統。2~3分で切り上げないと大変なことになりそう。



糠平温泉 湯元館







とはいうものの、けっこうな眺めで…

湯元だけあってお湯もすごくいい。


糠平温泉 湯元館

                                 あ~~~

糠平温泉 湯元館

目の下には細い川の流れが。

糠平温泉 湯元館

                    透明できれいなお湯である。けっこうまったりしてきた。

糠平温泉 湯元館

                                   湯口。

糠平温泉 湯元館

                                 入り口方向。

糠平温泉 湯元館








あれ?


糠平温泉 湯元館







階段がある。
寒いけど降りてみる。


糠平温泉 湯元館







すごくぬるい打たせ湯があった。

私はぬる湯好きだけど、その私でもとてもじゃないが、無理。






糠平温泉 湯元館

とかやっていたら、下のほうに裸が見えた。

そうか、男湯の内湯からはつながっているんだ。
すわ、退散!!

上がってから汗だく、心臓ドキドキとなった。内湯にある椅子に座り、タオル巻き状態で5分ほどじっとしていたが、ぜんぜん冷めないのであった。

そうこうしているうちに、なんとなくおなかがすいたのである。





糠平温泉 湯元館

そういえば入り口に<手打ち蕎麦>って書いてあったな…
なんだかこのところけっこうみっちりとした食事ばっかりで、<手打ち蕎麦>という文字に惹きつけられてしまったのだ。

フロントで呼び鈴をならして、やってきたおじさんに
「お蕎麦食べられます?」と聞いたら、手打ちなので2人前から、それも注文受けてから打つそうで、いまからでは無理とのこと。

がっかりしたが、汗がまだ引かないのでフロント前の椅子に座っていたら、おじさんが
「昨日の蕎麦が残ってるから、冷たい蕎麦はだめだけど、あったかい蕎麦でいいなら作ってやろうか?」

お~ 天使のようなおじさん!! 「お願いします!」

そしたら
「2階の部屋でストーブ焚いて待ってな、すぐ作ってやるよ」

お~~~ 天使&仏様のようなおじさん!!!

2階にいたおばさんが「ここでゆっくり待っててね」と案内してくれた部屋。




糠平温泉 湯元館

しばらくしておばさんが運んでくれたお盆の上には…

あったかい鴨南蛮蕎麦の脇に… イクラのせご飯?!
「えっ!! これは…」

おばさんは笑いながら
「召し上がってください。なにかの御縁だから」


糠平温泉 湯元館

なにかの御縁…   嬉しい言葉だった。
おいしいイクラご飯と蕎麦だった。

東京に帰ってから「私は糠平温泉が、とても好きになりました」とお礼状を書いた。
「また来てください」と、お返事をもらった。






                    糠平の人たちがますます好きになったのであった。









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