能登空港から乗った珠洲方面行の<ふるさとタクシー>の乗客は私1人。

運転手さんは
「1人だから宿の前まで送ってあげるよ」と言ってくれたが、如何せん時間が早すぎ…

初めての客は5,000円を事前に払い込むのだが、折り返し送られてきた宿の封書には
「3時以前に着かれても、人がいないことがあります」とあり…

現在12時半、いったいどこで時間を潰せばいいのやら。

とにかく珠洲市の中心で降ろしてもらうことにする。





湯宿 さか本



能登半島の中央を走る道路の両側に、突然現れた赤いベルト。
サルビアの花が咲き誇る真赤な2本のベルトは延々と続き、単調な風景を美しく彩る。

運転手さんによると、初めはこのあたりに住んでいらっしゃるおじさん もしくは、おじいさんが植え始めたらしい。
「間隔とか高さとか、すごくこだわって植え始めたんだよ」

その後、現在は市が植え続けているらしい。赤いベルトは、毎年延びていくのだろう。

何の得にもならない、けれどこの道に赤いベルトが毎年出現することで、この道を通る人の心に残り、
その名もなき市井の人の行動が、いまや行政を動かしている。

能登だなあ… と、思う。






湯宿 さか本

運転手さんが
「珠洲の市役所の先に足湯があるから、あそこにちょっと入って、それからお昼でも食べたら?」
と言ってくれて、足湯。

だれもいなかったが、しばらくしたら地元のおじいさんとか子供連れのお母さんとかが来た。
しかし10分も入っていれば十分で。

ほとんど何もない珠洲市役所前周辺を散歩の後、行ってみた施設は火曜日休館。
ぐるっと回るも店もなく…



湯宿 さか本





もはやお手上げとなり、
えい! それでは歩いて宿に向かうか!

幸い本日は日差しもあるがおおむね曇っていて、これなら汗かきかきゆっくり歩いて1時間ほどで宿に。


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途中コンビニで買ったペットボトル片手に。

立派な瓜のなる道の端にベンチがあり、ここでしばし休息。
2時40分になったので、国道から曲がって宿を目指す。




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青々とした田んぼの脇を歩いて行く。

湯宿 さか本

木々の間を、細い一本道が続く。

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(2010年 7月13日  1人泊 @17,500円)




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私は自分が写した写真に、私の稚拙な文章を添えることをやめた。

みずから <なーんにもありません> と称するこの宿に泊まっての、レスポンスである。

映像は言葉より強い。
その時々で私が何を感じたか、きっと写真が物語ってくれるだろう。









湯宿 さか本



朝、開け放たれた入り口脇に造られた狭いベンチに腰掛けて携帯灰皿でタバコをすっている私の前に、ランドセルを背負った少年と少女が現れた。

「行ってらっしゃい」と声をかけると、恥ずかしそうに小声で「行ってきます」と答えて、小学校に出かけていった。



湯宿 さか本


少年と少女は、私が驚愕した味のあの卵を、きっと毎朝2個食べて健やかに育っているのだろう。

最近鍵をかけ忘れるという落ち度でコソ泥に遭った私は、
はした金で済んだのが幸運、生き馬の目を抜く東京の、よりにもよってのブクロでは、命あっての物ダネ、
自分の能天気ぶり甚だしいとはいえ…


トイレの内鍵以外鍵というものが存在しなかった宿を、懐かしく想い出す。












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